2025年2月21日(金曜日)に、当病院では昨年に続き看護介護部事例報告会を開催しました。今回の発表では、「幻聴・妄想のある患者への対応」「行動制限最小化」「食事量増加に向けた看護」「他害行為を受けた患者」の事例報告の他、病棟紹介として男女慢性期開放病棟の特性を話して頂くなど、多岐にわたるテーマが取り上げられました。
事例の発表を通じて、看護師一人ひとりが自身の実践を振り返り、新たな視点や知識を得ることができました。また、チーム内での意見交換を重ねることで、より良い患者対応や連携強化につながりました。同僚や他職種と情報を共有することで、多様な意見を取り入れた学びの場となり、今後の看護実践に活かせる貴重な機会となりました。
看護事例を振り返ることは、ケアの質を高める上で重要です。自身の対応を見直し、より適切なアプローチを検討することで、患者さんにとって最善の支援を提供できます。さらに、倫理的課題の共有や人材育成の機会としても有意義であり、看護師のモチベーション向上に寄与します。精神看護は個別性が高く、柔軟な対応が求められるため、事例を共有し学び合うことが看護の質向上に不可欠だと考えます。
発表者の皆様、貴重な事例を共有して頂き、心より感謝申し上げます。皆様の努力と熱意が、今回の報告会を大変有意義なものにしてくれました。また、ご参加された皆様にも、貴重なご指導とご意見頂きありがとうございました。今後も、こうした機会を通じて学び合い、より良い看護の実践につなげていければと思います。